屋根下地
屋根垂木を掛け終わると、破風・鼻隠しを取り付ける。
破風・鼻隠しの材料は、2×12を使用した。
また、破風には軒天仕上げ材を納めるための溝を予め刻んでおく。
次に屋根下地材(OSB9.5㎜)を張っていく。
下地材は下から張っていった。
上に上がっていく時にツーバイ材を打ち付け、
それを足場にしていく。
見ていると、ちょっと不安。
私としては足を滑らせて落ちないことを願うだけである。
屋根下地をはるまで、ロフトは風が強く非常に寒かったが、
屋根下地材を張って風が吹かなくなると、とても暖かく感じられた。
板1枚でこんなに違うものかと改めて感じた。
屋根下地材を上まで貼り終えると、
通常はこの上に防水紙を張り、板金をするのだが、
我が家では下地材の上にシージングボード12㎜を追加した。
これは大工さんのアドバイスだった。
断熱効果を上げるためであるが、冬の冷気を遮るより、
夏の暑さを遮る遮熱効果の方が高いらしい。
よく「ログハウスのロフトは暑い」という話を聞いていた。
実際に休憩小屋のロフトも夏は相当暑くなった。
シージングボード自体はそんなに高価なものではない。
我が家の屋根面積で計算すると、10万円程度である。
この程度の値段で、夏の暑さから開放されるのであれば、
是非取り入れようと考えた。
ちなみに、シージングボードの代わりに
スタイロフォームなどを使用する大工さんもいるようだが、
うちの大工さんは、
「発泡プラスチック系の物は熱でやせてくるので、屋根には使わない方が良い」と
言っていた。
下地材は下から張っていったが、シージングボードは上から張っていった。
そして、降りてくるときに足場代わりのツーバイ材をはずしていった。
「なるほど」。
仕事には手順が大事であることを改めて教えられた。
また、棟木付近には隙間をあけてある。
我が家では棟換気を採用するので、
この隙間から、垂木の間を通って来た空気が抜けるのである。
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