土地探しpart6
ログハウス用の土地として、農地を転用する方法を諦めた。
他に気に入った土地がない。
どうしよう。
そこへ、以前からコンタクトをとっていた不動産屋から電話が入る。
「いい土地が出てきましたよ」
10分後には私は不動産屋に居た。
早速、案内してもらう。
農業道路沿いにある15000坪の山林であった。
私が1000坪買うなら、不動産屋は15000坪を買って、
残りを分筆して売っていくつもりとのことだった。
ここは町営水道が引き込める地域である。
ちょっと評価高い。
山林なので、ログハウスが似合う。
私たちの予算500万円で1000~1200坪買えるだろうと言われる。
ヨシヨシ。
しかし、羊蹄山が見えることは見えるが、隣の農家の農業機械倉庫が邪魔している。
さらに、私の感覚では羊蹄山がちょっと遠すぎる。
しかし、嫁はこれで充分と言った。
ここは夫婦でコンセンサスをとる必要があると感じたので、
「ちょっと検討します」と言って、帰ってきた。
二人で話してみると、本当に樹木だらけの土地なので、
造成したらどうなるかというイメージが沸かなかいことが
ネックであることがわかった。
そこで、一年前に案内してもらった山林を見に行く。
行って見るとビックリである。
一年前は、今回の物件と同じような樹木だらけの土地であったが、
道路が付き、住宅部分の樹木を伐採すると、
別荘地のようなイメージに変身していたのである。
これまでの『ひとりローラー作戦』では、山林を眼中に入れていなかった。
再度、ローラー作戦の必要が出てきた。
そして、もうひとつ。
私は羊蹄山の見え方が気に入らないことを強く主張した。
嫁は充分と言うが、これだけは譲りたくなかった。
そこを譲っては、この地域に移住してきた意味がなくなると思ったからだ。
翌日から再度、ローラー作戦開始。
今まで、眼中になかった土地が見えてくる。
新たに候補地を3件ほど見つける。
そして、いつものように役場で固定資産台帳を調べる。
その後、役場の水道課へ行く。
その土地が、町営水道が引き込める場所かどうかを確認するためである。
町営水道は、金を出せば、どこでも引き込めるものではない。
『給水区域』というのが決められていて、区域外では水道は引き込めないため、
井戸を掘らなければいけないことになるのだ。
数日後、候補地へ嫁を連れて行く。
結果はNGであった。
私もピンとはきていなかったので、予想できた結果であった。
これで、最有力候補地は不動産屋に紹介された山林となった。
しかし、いまひとつ、乗りきれなかった。
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