土地探しpart10
知り合いを通じて、地主さんに連絡をとってもらい、
交渉の場を設けてもらう。
例によって、初めて会う人なので、私達が何者かの説明から始める。
その後、軽い世間話をした後、本題に入る。
すぐに地主さんには売る意志があることが分かる。
第一段階クリア。
その後、その土地の敷地内を町営水道が通っていることを知る。
数年前に隣の土地に家を建てた人が町営水道を引きたいために、
この地主さんの許可を得て、水道を引いたそうだ。
第二段階クリア。
そして、値段を探ると、地主さんはこう言った。
「坪1,500円は欲しいなあ」
頭が一気に電卓になる。
1,500円x1,000坪=150万円
1,500円x2,000坪=300万円
1,500円x3,000坪=450万円
「よし、買える!」と即座に思った。
しかし、土地の値段交渉はだまし合いである。
0.5秒後には、「高いですね~」と答えていた。
その後、今日は一旦、引き上げた方が良さそうな気がしたので、
「地盤や境界杭などを確かめたいので、土地の中を見に行っていいですか?」と尋ね、
許可をもらい、その後、再度交渉することにした。
数日後、土地を見に行った。
まず、境界杭を探す。
これがかなり苦労した。
木や雑草をかき分け、地面に埋まっている杭を探すのは至難の技である。
それでも、頭を働かせ、
木の枝がたくさん折れているところ、
雑草の高さが低い所など、
杭を打つために人間が入ったと思われる形跡をたどると、境界杭を発見できた。
そして、土地の中に入ってみる。
外から見るよりは、傾斜があったが、ログハウスを建てるには
問題無いほどの傾斜である。
東側には割と近くに羊蹄山がバッチリと見える。
そして、さらに嬉しいことに、北側には、3つのスキー場のゲレンデが見えた。
「ここがいい!」
私達夫婦の直感であった。
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