3坪小屋
ログビルディングスクールの話に戻る。
悪戦苦闘の犬小屋が出来上がり、
次はもう少し大きいものを作ろうということで、
テーブルを作った。
しかし、写真を撮り忘れていたので、ちょっと省略。
その後、3坪程度の小屋を作ることになった。
3坪といっても正確には3メートル四方なので、2.72坪である。
でも、面倒くさいので今後は『3坪小屋』と表現することにする。
しかし、小さいからといって馬鹿にしてはいけない。
ログハウス作りの様々な技術を学ぶために、4方向とも開口があり、
1つは通常のドア、1つはダブテイルの出窓、
そして残り2つはピーセン&ピーセンという設計である。
(専門用語がわからない方は、雑誌や別のHPなどで研究して下さい)
でも最初は、ハーフログとシルログなので、これまでと変わりはない。
例によって、丸太を半割りにする。
犬小屋の時よりは少しカットが早くなった気がする。
その後、チェーンソーでブラッシングし、
重量7.6kgの5寸カンナで面を仕上げる。
2ラウンド(2段目のこと:以降は2Rなどと表記します)以降は
ショートピースを積み上げていく。
ショートピースとは文字どおり、短い丸太のことであるが、
何メートル以下というものではなく、下の丸太との交点、つまりノッチが1つ、
またはノッチがないものを指すものと思われる。
(これは私の推測なので、間違っていたらゴメンナサイ)
今回は1交点ばかりなので、丸太をのせた時に非常に不安定になる。
そのため、下に木のこっぱを挟んだりして安定させる必要がある。
これもひとつの技術である。
ん~、勉強になる。
あとはスクライブして、カットして、スカーフを作れば良い。
この繰り返しがひたすら続くのであるが、
重要なことは各Rで高さを合わせることである。
そのためには、
①丸太の太さやテーパーを考えて、使用する丸太を選ぶこと
②丸太の凹凸の少ない面を上下に使用すること
③奇数段では下の丸太との間隔が一定になるようにセットすること
④偶数段では丸太の上側が水平になるようにセットすること
が重要なポイントとなるそうだ。
最初は何のことか分からなかったが、失敗した時に、その原因を考えると、
上記の項目の大事さが分かってくる。
4Rまで積んだところで、ログビルディングスクールは諸事情により、
一時お休みとなる。
時を同じくして、私の方も土地探しが本格化し、
地主さんとの交渉などが始まったため、
それどころではなくなってしまった。
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