再度、ログビルディングスクール
とうとう移住を決行し、引越しもほぼ落ち着いた。
そろそろ、次の行動を開始しなければいけない。
来年1年間でログハウスを完成させるための知識、技術と
経験を身につける必要がある。
当初はログハウスメーカーでアルバイトさせてもらえれば、
技術なども身につき、かつ、収入も得られるのではと考えていた。
早速、以前、設計の相談をさせて頂いた
札幌のログハウスメーカーにコンタクトをとる。
いきなり電話して、「ご無沙汰しております」と言っても、
先方も「誰だっけ?」という状況が容易に予測できたので、
まず私を思い出して頂くために手紙を出し、
手紙が着いた頃を見計らって電話をする作戦をとった。
電話をすると、覚えていてくれたらしく、スムーズに話が始まった。
しかし、私の期待していたような話にはならなかった。
ログハウス業界は厳しい状況にあるらしく、人を雇うのは容易でないそうだ。
また、無償でも良いから手伝わせて欲しいともお願いしたが、
諸事情により不可能であるとのことだった。
ただし、この会社の下請けをしている長沼町のログハウスメーカーなら
可能かもしれないとのことで、
その会社の社長に話してみると言って頂き、連絡を待つことにした。
待つこと1週間。連絡なし。
さらに1週間。まだ連絡なし。
そして1ヶ月。連絡なし。
しびれを切らした私は、再度、電話をする。
どうやら、下請け会社の社長にまだ話していない様子だった。
丁度、30分後に連絡をとる予定があるとのことなので、
その時に話してもらうことになった。
40分後、長沼の会社から電話が入る。
会社は(有)神田商会というところらしい。
色々と話をするが、業界の状況は厳しいらしく、
やはり雇用という形態は難しいようだ。
次に無償での手伝いについて相談してみる。
しかし、神田商会の一番若いビルダーは、
最初の1年間はピーリング(丸太の皮むき)で終わってしまったらしく、
この形態では私の望んでいる技術は得られそうにない。
そこで、「スクールという形態ではどうでしょうか?」との提案を頂いた。
実は、神田商会では今年からスクールを始めるらしく、生徒募集中であった。
料金は6,000円/回で、開催日は日曜日が中心とのことだった。
アルバイトで収入を得る、または無償で手伝うなど、
支出を避けることを想定していたため、
スクールで支出が増えることはちょっと痛い気がした。
ここは、一度お会いして、詳しく話をいた方が良さそうな気がした。
また、長沼まで車でどの程度の時間がかかるのかも知りたかったので、
2~3日中に伺う約束をして、電話を切った。
翌々日、長沼へ向かう。
前日に、時間的に最短ルートと思われる道を探し、その通りに車を走らせる。
2時間15分後、長沼に到着。
専務と電話で話した内容を再度、確認し、
その他、現場を手伝わせてもらえることも確認し、
セルフビルドする際の注意点や業界の様々な話を聞いた。
多少、通うのが大変なことと、予定していない出費が増えることが気になっていたが、
これ以上、宙ぶらりの時間を過ごすことの方がもったいない気がしたので、
その場でスクール入学を決めた。
第1回目は3日後である。
その日を楽しみにして、帰途に着いた。
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