基礎業者選び
我が家のログハウス作りのコンセプトのひとつに
『暖かい家』がある。
したがって、基礎も外断熱にしようと考えていた。
また、冬には雪が2m以上積もる場所なので、
基礎の高さも高くする必要がある。
最低でも1.8mは欲しいが、どうせなら2.4mにして、
地下も広々と使えるようにしよう。
基礎を高くすることで、除雪作業も楽になる(しなくても済む)。
また、西風の強い土地なので、西側には開口部を造らないことにした。
基礎屋さんは知り合いの大工さんに紹介してもらう。
一人でやっている人なのだが、仕事はしっかりしているとのことだった。
5月初旬に一度、現場に来てもらい、色々と話をする。
最後に図面を渡して見積もりを作ってもらうことにした。
約1週間後、見積もりを持って再登場する。
見積もり金額はなんと450万円!
300~350万円程度だろうと予測していた私には、ショッキングな数字だった。
色々と説明を受けている中で、重機のレンタルなどをこちらで手配して
安くなるのであれば、それでも良いとの話もあった。
家へ帰ってから、鉄筋や生コンの量・型枠の計算などが
間違っていないかをチェックする。
しかし、ほとんど誤差の範囲であった。
その後、札幌の基礎屋さんを紹介してもらい、こちらでも見積もりをお願いする。
数日後、FAXが送られてきた。
見積もり金額は、170万円。
ヘッ?
『なんだ、この安さは?』と、疑問符が3つくらい頭の中に浮かぶ。
見積もり内容をチェックすると、生コンと外断熱に使用するスタイロホームは
施主支給となっていた。
それを計算してもまだ、安すぎる気がした。
すると、型枠の計算を大幅に間違えていることに気づいた。
大丈夫か?この業者?
翌日、電話がきて話をしてみたが、どうも気が合いそうな人ではない。
さらに、『やらせて頂けるときには、再度見積もりしますので』とのこと。
それでは、見積もりの意味がないではないか!
気に入らない。
この業者には頼まないことを心の中で決めた。
その後、最初の基礎屋さん宅へ嫁を連れて値引き交渉に出かける。
『頼みたいのはやまやまだが、金額がね~』と切り出したが、
これまでの仕事の見積もりを見せられ、我が家に限って、
決して高くしている訳ではないことをとくとくと説明される。
最終的には5万円位なら値引きするとの回答を得たが、
予算には遠すぎる。
嫁は、『基礎だけは値段が高くてもしっかりさせよう』と主張する。
それも正しい考え方ではあるが、
予算に合わないものを導入できないのも事実である。
う~ん、どうしよう。
結論は先送りとなる。
約1ヶ月後、ある人から智恵を授かる。
どんな智恵かは公表しないでおくが、
約30万円程コストダウンができる方法である。
それであれば、予算オーバー分は他でなんとか吸収出来る可能性もでてくる。
結局、最初の業者に依頼することに決め、連絡をした。
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