DIYアドバイザー1次試験
『DIYアドバイザー』という資格を知っている人はどのくらいいるだろうか?
と言っている私も最近まで知らなかった。
『DIYの普及を図り、DIY産業が健全に発展していくためには、実際にDIYを行う
消費者に対しDIY用品の知識や使い方等を的確に指導する人材』が
DIYアドバイザーである。
例えば、ホームセンターや東急ハンズなどの売り場で消費者の相談に乗ったり、
助言をしたりしてDIYの普及を進めているのである。
私が移住しようと考えている地域には、北海道では有名なホームセンターが
あることは調査済みである。
ここで働くことが出来れば、ログハウスのセルフビルドに役立つ知識もさらに増え、
また、うまくいけば、工具なども安く手に入れることが出来るかもしれないと考え、
このホームセンターへの就職を有利にするために
資格取得を目指すことにした(非常に安直な理由である)。
例によって、DIYアドバイザーについて、インターネットでまずは下調べを始める。
どうやら、資格試験を実施しているのは(社)日本DIY協会である。
とりあえず、協会に電話し、願書を取り寄せる。
また、この協会が、いくつかの本(解説書や問題集)を出していることが分かった。
次に本屋さんへ向かう(どうも行動パターンは同じようである)。
しかし、目的の本がないではないか!
店員に聞いて、DB検索してもらったが、
「その書名では該当するものがありません」という返事が返ってきた。
どうやら、一般の書店には流通させていなく、協会の直売のようである。
しかたなく、協会へ問題集と参考書の購入を申し込む。
DIYアドバイザーの問題集が届き、パラパラと眺めてみる。
ほとんど、お手上げであった。
何といっても、出題の範囲がかなり広いのである。
考えれば当たり前かもしれない。
DIYと一言で言っても、木材・建材・左官・水回り・ガス・電気・接着剤・塗料・
大工道具・電動工具・切削工具・屋根・汚れ落とし・建築金物・法規などなど、
住宅に関することはほとんど全てなのである。
ここで、作戦を考える。
過去の問題の出題傾向を分析して、集中的に勉強する分野と
それ以外の分野を決めることにした。
EXCELで一覧表を作り始める。
作り始めること数時間。
一覧表が完成する。
しかし、出題傾向の偏りはあまり見られなかった。
作戦は失敗に終わった。
仕方なく、コツコツと始めることにする。
しかし、どうも気が乗らない。
次の日も、そのまた次の日も気が乗らない。
なぜだろうと思いつつも1週間が過ぎる。
そして、その原因が分かった。
原因は計算で答えが出るものがなく、ほとんどが覚えなければいけないことであった。
私の最も苦手とする勉強法であった。
「あきらめれば~?」と悪魔が誘い始める。
約1週間、格闘し、問題集が70点位とれるようになった。
だたし、直感を含む・・・。
とうとう、DIYアドバイザーの試験当日になる。
約60分(だったと思う)の試験を2回行う。
基本的には○×式なので、1回目は30分で終わってしまった。
2回目の試験まで時間があったので、近くでお茶を飲む。
2回目の試験も30分で終わってしまい、帰途につく。
家に帰ると、相変わらず元気な嫁が「どうだった~?」と出迎える。
「今回は自信なし!」と宣言する。
9月7日。
仕事から帰ると、日本DIY協会から郵便物が届いている。
DIYアドバイザー試験の合否通知であることは明白であった。
あまり期待せず(とはいっても、かすかな期待をもって)開封する。
そこにはしっかりと、
「不合格」
の文字が刻まれていた。
悲しい時間が流れた・・・・・・・・・・・・・・。
DIYアドバイザー1次試験にかかった費用
受験の手引き&願書 1,050円
受験料 13,650円
問題集1冊 2,100円
DIYアドバイザーハンドブック 7,000円
DIY商品の解説 5,000円
合計 28,800円
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