第2種電気工事士1次試験
住宅の屋内配線をするためには、電気工事士の資格が必要である。
電気工事の外注費用の見積もりは60万円だった。
電気工事士の資格を取れば、この60万円が
ログハウス建築費のコストダウンにつながる。
(60万円の中には照明器具費用と工事費が含まれているので、
純粋な工事費は40万円位だろう)
ところで、電気工事士には筆記試験(1次)と技能試験(2次)がある。
技能試験は全く未知の世界であるが、それは1次試験に受かってからの話である。
まず、本屋さんへ行って、どんな問題が出るのかを調べる。
最初はオームの法則で計算できる問題であった。
「な~んだ、簡単じゃないか?」と思ったのは一瞬であった。
その後の問題が、全く分からない。
「この電線の許容電流を求めよ」とか、「この工具は使用目的は」とか、
「以下の接地工事で間違っているものはどれか」など訳が分からない。
「う~ん、困った。これ1次試験通るかな?」と不安が頭をよぎる。
しかし、計算すれば答えが分かりそうな問題が多そうなこと、
もともと電気は好きな分野であることから、
勉強すればなんとかなるかなと思い、この日は退散する。
とりあえず願書を出すことにした。
受験料は10,300円。
「無駄にするもんか!」。
改めて本屋さんへ足を運ぶ。
今度は本格的に勉強するための、本を買いに行った。
しかし、分からないことだらけなので、どの本が分かり易いかの判断がつかない。
またしても困る。
結局、1時間ほど悩んだ挙句、
「問題集を買って、分からないこと・苦手な分野を明確にしよう」
と決め、問題集片手に退散する。
去年の問題をやってみる。
60点だった。
ただし、勘がかなり含まれる。
合格ラインは公表されていないので、60点では非常に怪しい。
2年前の問題をやってみる。
70点。
ただし、同様に勘がかなり含まれる。
う~ん、不安。
でも、苦手な分野は明確になってきた。
そこで、再度、本屋さんへ足を運ぶ。
今度は、理論が分かる本を買い求める。
それからしばらくは、基礎から勉強しなおしである。
一通り終わったあとに、再度、問題集へチャレンジ。
なんと、74点。。
ただし、勘はかなり減っている。
「いけるんじゃないか?」と思う。
しかし、ここで油断は禁物である。
その後、何回か問題集にチャレンジ。
すると、80点から90点の間で安定している。
しばし、鼻が高々となる。
試験当日、緊張して会場に入る。
高校生から、50才過ぎと思われる方までいらっしゃる。
何か不思議な空気が流れる。
試験時間は2時間であるが、40分位で終わったので、会場を出た。
しかし、不安は不安のままである。
翌々日、民間の会社の解答速報をインターネットで見て、答え合わせをしてみる。
緊張の瞬間。点数を数える・・・。
88点!
「よっしゃ!」。
しかし、合格通知が届くまでは分からない。
7月中旬。通知が届く。
緊張して、封を切る。目に飛び込んできた文字は・・・、
「合格」
ほっと、胸をなでおろす。
そして、「2次試験も頑張るぞ!」と鼻息を荒くした。
1次試験にかかった費用
受験料 10,300円
問題集1冊 1,400円
要点がまとまった本 1,800円
電気理論の本2冊 4,800円
合計 18,300円
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