ログハウスメーカーからのアドバイス
土地の現地確認の後、札幌市内のログハウスメーカーを尋ねる。
このメーカーには以前電話をして、丸太の値段を尋ねたことがある。
今回は、セルフビルドについて色々と教えて欲しいと電話をしたところ、
快く「一度、来てください」と言われ、ご好意に甘えることにした。
以前に作成したログハウス模型の写真、自分で作成した見積書、そして
先日、現地見学した土地の写真を持って伺った。
具体的なイメージを写真で伝えることが出来たので、話は早かった。
まず、妻壁の三角形の窓(はめ殺し)は特注になるので、
事前発注しなければいけないと言われる。
その後、断熱対策について、北海道ならではの具体的数字を教えてもらう。
屋根には16kg以上の断熱材を使用し、厚さは200mm以上とすること、
同様に床は16kg以上・200mm以上、妻壁は24kg以上・100mm以上、
さらにログ間は発泡ウレタンを使用したほうが良いというアドバイスを受ける。
また、北海道では常識であるが、風除室も設けたほうが良いとのことである。
さらに、ログハウス模型にあった2つのドーマーを見て、
「この間隔は2m以上空けたほうが良い」
と言われた。
理由を聞くと、この間隔が狭いと、ドーマーとドーマーの間に雪が溜まり、
雪が落ちずに家に大きな荷重がかからないようにするためだそうだ。
また、ドーマーの側面も板金にしたほうが雪から木材を守れるとのことだった。
雪がらみでは、
屋根の勾配は3分以上にすること、
基礎を高くしたほうが除雪が楽なこと、
軒下は除雪機が通れるようにするため、浄化槽はこのラインより
多少外側に作ったほうが良いことなどのアドバイスをもらう。
色々とアドバイスは頂いたものの、設計および、模型については、
「水まわりもまとまっているし、セルフビルドしやすいようにシンプルな設計になっている」と
ありがたい評価を頂いた。
さて最後に、ずうずうしくも、自分で作成した見積もりを見てもらい、
「こんな見積もりを作ってみましたが、金額的に大きなズレはないでしょうか?」と
聞いてみた。
見積もり項目のチェックが始まり、電卓をたたきだした。
個々の項目の見積もりは、自分で作ったものより高かったり、安かったりしたが、
最終的に出た数字は、上物だけで1,878万円。
以前、私がたてた見積もりは2,058万円であったから、
この時点で資金計画は180万円好転したことになる。
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