屋根板金

雪がどんどん降るようになってきた。
屋根の板金さえ終われば、何とか冬は越せる。
もう一息。


屋根下地工事が終了した翌日から、板金屋さんに来てもらう。
まずは、作業性と安全性を高めるために、足場を足す。
単管やクランプを使って、足場を足していく。

足場が確保できた後、まずフエルトを張っていく。
その後は、破風・鼻隠しの桟木部分の板金を張っていく。
そして、いよいよ12mの長尺横葺の板金を打ち付けていく。

屋根板金

屋根板金


ここで、ちょっと解説。
板金には縦葺と横葺があるが、雪の多い地域では横葺が常識である。

素人的に考えると、縦葺の方が雪が落ちる気がするが、
それは気のせいである。

縦葺の場合、雪が途中でつかえてしまうと、
それ以後は落ちなくなってしまう。

横葺の場合は1枚1枚の段差があるので、
そこで雪を割り、落ちやすくなるらしい。

屋根板金


それにしても、雪は毎日のように降っていた。
板金屋さんは、屋根の雪かきをしながら仕事をすすめていた。
やはり北海道の建築業は冬は仕事にならないのである。
年内では終わらず、板金は年越しの作業となる。

屋根板金


年明けに残り部分の作業が再開する。
煙突部分の小屋根も板金を施す。
写真中、煙突室の左側雪割りが煙突室に向かって登っているのは、
雪をためないための工夫である。

屋根板金


最後に棟木部分の修めをする。
我が家の換気方式は棟換気なので、屋根の頂点から空気が抜けるようにする。

屋根の頂点にはリッジベンツ(宇部気密ハウジングの商品)を取り付けた。
その上にツーバイ材を打ち付け、最後に板金で処理する。

屋根板金


1月中旬、板金工事が終了した。
これで、雪がいくら降っても大丈夫である。

ホッと、ひと安心。


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