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電柱が立った!


農振除外申請と並行して、北電に仮設電源の設置申請をした。
なにしろ最寄りの電柱から200mあるので、北電さんにとっては大仕事になる。
1月末頃、営業所に相談に行く。

最初は仮設電源だけを引込もうとしていたが、この場合には、
最寄りの電柱まで仮の電柱を自分で建てなければいけないそうで、
費用は申請者の負担になることを教えられる。
しかし、仮設の申請と本設の申請を同時に提出すると、
仮設電源設置の費用はかからないそうである。
つまり、将来的にも使用する可能性があることが分かれば、
北電さんで面倒をみてくれるということだ。

そして、解決しなければいけない大きな課題、
つまり電柱設置場所の除雪について聞いてみた。
「電柱を設置する場所は、2m近くの雪が積もっていますが、
事前にこちらで除雪しなければいけないのですか?
それとも、電柱を建てる際に、北電さんがやってくれるのですか?」
担当者は即答できず、事務所の奥のエライ方と相談しに消えていった。

5分後、担当者が戻ってきて、
「(除雪は)うちでやります」と答えてくれた。
実は、この回答は全く期待していなかった。
きっと、
「こちらで除雪はできないので、雪解けを待つか、申請者側で除雪をしてください」
と言われると考えていたからだ。
これで、除雪費用もかからないし、工事開始が遅れることもなくなった。
予想外の回答にうきうきして帰った。

家へ戻り、本設図面を書く準備を始める。
照明の位置・種類・スイッチの配置等を決め、さらに必要電力を算出する。
必要電力の算出には、照明の明るさや、使用する電気製品の電力も
考慮しなければいけない。
TVや冷蔵庫は当然のこと、その他に洗濯機・パソコン・食器洗浄機・換気扇・
電気ヒーター・給湯機などなど、現在導入予定の機器のカタログを見て、
全てを計算する。
次に、それを回路別に振り分ける。
その後、配線図を書く作業を行う。
翌日には、完成させた。

これを北電へ申請するのだが、申請は工事組合に加入している業者でなければ
出来ないらしい。
その理由は、工事組合の書類が必要なためだそうだ。
ここは無理をせず、プロに任せよう。
電気工事業者は決めていた。
昨年、いくつかの現場を手伝わせてもらった時に、一緒に
仕事をして仲良くなっていた業者がいたので、この人にお願いすることにした。
業者と連絡を取り、現地下見をしたほうが良いとのことなので、1週間後に下見をし、
必要な図面を渡し、申請をお願いする。

約2週間後、北電から電話が入る。
営業所で対応してくれた人とは別の人のようだ。
3/25受電開始で申請をしているが、雪が多いので、受電開始を
4月中旬位にしてくれないか、つまり工事時期を遅らせたいとの内容だった。
「へっ?」。
除雪はやってくれると言ったじゃないか!?
どうやら、私が営業所へ行ったときの状況を知らないらしい。
そこを営業所内で確認してくれといって突っぱねる。
2時間後、また電話がくるが、先程の上司らしい人からである。
同じ内容の電話なので、再度、突っぱねる。

数日後には我が家までやってきた。
色々話し合いをしたが、突破口は見出せない。
話し合いの中で、こちらで除雪するとしたら、どの位の費用がかかるのかと聞いてみた。
「約100万円位かかりますね」と言われる。
そんな金は出せない!出せるわけがない!
ちなみに100万円という費用は道路幅7m、長さ200m、積雪1.5mの
除雪・排雪・重機運搬費などを含む金額だそうだ。
約1時間程話し合っても、解決策が見つかず、再度、最初の営業所での
対応の状況を確認するよう求め、この日の対決は終了する。

数日後、また電話が来る。
「除雪しないで電柱を立てますので、受電開始を1週間遅らせて欲しい」との内容だった。
私が再三回答を求めていた、最初の「こちらで除雪します」の状況説明もなしに、
いきなりこう言われた。
「こりゃ、いくら言ってもきちんとした説明はなされない」と判断し、
それでお願いすることにした。
除雪については、後で考えることにしよう。
しかし、進入路の除雪をしないで、どうやって電柱を運ぶのだろう?

3/23。仮設電源の受電ポールをたてる場所の除雪に土地へ向かう。
すると、後日設置される電柱が進入路付近に届いている。
段取りは順調に進んでいるようだ。
よしよし。
この日は2m四方・高さ1.5mの除雪を2時間かけて行い、準備を整える。

3/28、今日は電気屋さんと受電ポールを建てる日。
土地へ入ると、先日除雪した場所は、その後の雪で埋まってしまっていた。
再度、除雪し直しである。
その後、電気屋さんは、スグレモノの工具で深さ1mの穴を10分位で掘ってしまった。




そして、ポールを建て、メーターボックスなどを設置して、この日は終了。




3/31、今日は受電開始予定日である。
10時頃現場へ行くと、既に電柱が立っていた。
周囲の雪にはキャタピラの後が残っている。
どうやら「除雪しないで電柱をたてる」とは、
ユンボで穴を掘り、電柱を運び、立てる方法だったらしい。
今まで何もない景色に電柱6本、直線で200mも並ぶと、
「いよいよ始まるんだ」という実感が湧いてきた。




しかし、今日受電開始というのに電柱に電線は張られず、まだ使用できなかった。
結局、電線が張られ、使用開始は4/5となった。
工期が遅れるという連絡は結局一度もなかった。